なぜFCON空間はカビが少なく、匂いも少ないのか?〜日常の当たり前を考えてみよう
2024/09/30
「FCONってほとんどカビがなくて家の壁や床のくすみなど(経年劣化)が起こりにくい」
「もう住んで10年近くになるが、いまだに家独特の家ごとの匂い、みたいなものがない」」
風のない新時代の冷暖房FCON(エフコン)住宅にお住まいのエフコン住民の皆様は口を揃えて言います。
今日はなぜカビや匂いが少ないのか?
と言うお話。
空間の温度差に注目してみましょう。
全館空調といっても各部屋の風の吹き出し口はせいぜい一個か二個、そこから冷たい(冬は熱い)空気を送り込んで、温度の違う風をかき混ぜるのがエアコンです。
それにより従来のエアコンの空間では暑いとこと寒いところの差が必ず大きく出ます。
温度の差は空気中の水分量の不安定さを引き起こします。寒冷前線と温暖前線がぶつかって雲が発生するようなものですね。湿度計の周辺だけで水分量を判断してはいけませんよ、エアコンの風によって水分量はムラだらけなのですから。
この空気中の水分量のムラが雲(湿度だまり)を発生させ、やがて雨を降らす、これが結露です。
FCON(エフコン)の空間は風を起こさず、輻射現象によって冷暖房効果を発揮します。そのため空間の中の温度差が極めて少なく、当然湿度だまりも少なく、結露も少ないということになります。
子供の頃、よく友達の家に遊びに行くと「その子の家独特の匂い」を体感しませんでしたか?
良くも悪くも私たちはとんでもない数の目に見えないバクテリアと共存しています。無菌の家、、、なんてあり得ませんし逆に不健康ですよね?
目に見えなければバクテリア、肉眼で見えるまで増殖するとカビと呼ばれるわけですよね。
前述のエアコンなど従来の冷暖房による空気対流は空間の温度ムラがひどく、湿度だまりを作ることによって、局所的なバクテリアの発生を促進すると考えられます。これが家独特の匂いにつながるわけで、極端に増殖しやすい場所である(湿度だまりができやすい)部屋の角などはカビとして肉眼で見えるようになる、ということです。
一方、輻射式冷暖房のFCON(エフコン)の空間では、部屋あっためても足元が寒いなどの温度ムラが極めて少ない→湿度だまりを作りにくい→バクテリアの増殖が少ない(均等)という現象によってFCON住民の方々から
「カビが生えにくい」
「匂いがない(すぐ消える)」
「巷で流行っていても、子供が風邪ひかない」
などなどのお声をいただく結果となるわけです。
身の回りの現象、エアコンはじめ従来の冷暖房装置で「こんなもんだ」と諦めている事象を、もう少しだけ掘り下げて考えてみると面白いもんですね。
シェルピア高畑建設では、風のない冷暖房で冬は温泉のような夏は森林浴のようなすずしさを実現する快適空間FCON(エフコン)住宅を、岐阜市から発信して広めています。
岐阜市芥見モデルサロンなどでFCONのお家の宿泊体験いただけますので、ぜひ一度ご体感ください。